ニュース&記者コラム

【記者コラム】2年目8Vの逸材 ガールズ半田水晶が旋風起こす

 ガールズケイリンとしては今年最初のGⅠ「オールガールズクラシック」が、4月24~26日に松戸競輪場で行われた。佐藤水菜がGⅠ6連覇を達成して「絶対女王」の名をほしいままにした大会。もちろん佐藤の圧倒的強さを再認識した大会だったが、個人的には〝前座〟として同時開催されたガールズBの半田水晶(みずき、28=茨城・128期)の強さも印象に残った。

 先行力を武器に売り出し中のデビュー2年目。既に優勝は8回も経験している逸材だ。初日予選は打鐘から仕掛けて後続をちぎり、2着に8車身差の完勝。半田は「なるべく早めに、緩んだタイミングで行こうと思っていた。後続と車間があるのは分かっていたけど、ペースに落とすことなく力を出し切るよう心がけた」と話した。2日目も打鐘発進。林真奈美にマークされたため着差こそ1車身だったが、最後まで差される感じはなかった。林が「半田さんの強さを間近で感じました」と振り返ったほどの強さだった。

 決勝は打鐘前からスパート。神戸暖稀羽がマークしたが1車身½振り切った。半田は「車番(7番車)的にも後方になると思っていた。3日間で1番早く仕掛けました。しっかり自分のレースをして完全優勝できて良かった。たくさんのお客さんの前で走れて、改めてGⅠの舞台で戦いたいと思いました」と最高峰の戦いに刺激を受けた様子。「先輩方の姿が格好良かった。自分にない強さを感じました。互角に戦えるように脚をつけていきたいと思いました」と先を見据えた。

 次のGⅠパールC(6月16~18日、岸和田)には参戦予定。初のGⅠ出場になる。「どれだけ通用するか楽しみ。アップの仕方や整備のやり方を学びたい」。フレッシュな旋風を巻き起こしてくれることだろう。

 ◇鈴木 智憲(すずき・とものり)1967年9月生まれ。愛知県出身の58歳。92年スポニチ入社。97年から2年間競輪記者を経験。当時は神山雄一郎、吉岡稔真が東西の横綱として君臨していた。24年4月に26年ぶりに現場復帰。

KEIRINスポニチ ファン必見!
最新ニュース配信、ミッドナイト詳細予想、記者コラム、ガールズケイリンなど無料で見られる情報が満載。そのほか、お得なキャンペーンも。